灘中学校・高等学校の真実|東大合格実績の裏側と自由な教育の全貌
灘中学校・高等学校の真実|東大合格実績の裏側と自由な教育の全貌にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
灘中学校・高等学校の強さの核心は、厳格な校則や宿題漬けの管理教育ではなく、嘉納治五郎が唱えた「精力善用」「自他共栄」を基盤とする「徹底した自由と自主自律」にあります。
象徴的なのが、伝統的な「担任持ち上がり制」です。中学入学時に配置された教員チーム(8〜9名)が、中学1年生から高校3年生までの6年間、同じ学年を受け持ち続けます。教科書をそのまま教えるのではなく、各教員が独自に作成した高度なプリント教材を用い、生徒の知的好奇心を刺激する授業を展開します。
伝説の国語科教員・橋本武氏が中勘助の小説『銀の匙』を3年間かけて読み解く授業を行ったエピソードはあまりに有名ですが、そのDNAは現在も健在です。目先の受験テクニックではなく、物事の本質を掘り下げる探究学習が自然と大学受験における強靭な思考力へ昇華しています。