冷凍ハンバーグ作り置きの正解は?焼く前後の比較と肉汁キープの極意
冷凍ハンバーグ作り置きの正解は?焼く前後の比較と肉汁キープの極意についての最新情報をお届けします。
冷凍しても作りたてのようなふっくら感を維持するためには、タネ作りの段階から「保水構造」を仕込んでおく必要があります。作り置きハンバーグがパサつかないコツとして、プロの現場でも取り入れられている4つの技術を押さえましょう。
第1に、ひき肉の温度管理の徹底です。ひき肉の脂は人間の体温(約36℃前後)でも溶け出します。手の熱が伝わると肉の脂が分離してしまい、焼いたときに肉汁がすべてフライパンへ漏れ出してしまいます。タネをこねる直前まで肉は冷蔵庫でしっかり冷やし、ボウルを氷水に当てるか、ヘラを使って短時間で粘りが出るまで練り上げることが重要です。
第2に、保水力を高める「つなぎ」の配合比率です。牛乳に浸したパン粉に加えて、マヨネーズ(肉250gに対して大さじ1程度)や粉ゼラチン(小さじ1)を練り込むのが極めて効果的です。マヨネーズ中の乳化された植物油が加熱によるタンパク質の過度な収縮を防ぎ、ゼラチンが冷めるときに水分をゼリー状に抱え込むため、冷凍・再加熱を経てもしっとりした食感が保たれます。
第3に、空気を徹底的に抜き、中央をくぼませて成形することです。タネの中に空気が残っていると、加熱膨張によって表面に亀裂が入り、そこから大切な肉汁が噴き出してしまいます。手のひらでキャッチボールをするように両手間で往復させ、しっかりと空気を抜いてから成形します。
第4に、加熱後の「急速冷却」です。焼き上がったハンバーグを熱いままラップに包んで冷凍庫に入れると、蒸気が水滴となって霜に変わり、冷凍焼けの原因になります。焼き上がったら清潔なバットに並べ、粗熱を急速に取ったあと、1個ずつ空気が入らないようピッチリとラップで密閉し、金属トレイに乗せて急速冷凍するのが鮮度を保つ鉄則です。