京都三名閣・西本願寺飛雲閣の真実|聚楽第の謎と特別公開の見学手順

京都三名閣・西本願寺飛雲閣の真実|聚楽第の謎と特別公開の見学手順の要点や背景を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

室町幕府の足利将軍家が残した金閣(北山文化)、銀閣(東山文化)に対し、桃山文化の気風を今に伝える最高峰の建築遺構が西本願寺の飛雲閣です。西本願寺境内には阿弥陀堂や御影堂、さらには「日暮門」の名で名高い国宝・唐門など圧倒的なスケールの建造物が立ち並びますが、飛雲閣はその喧騒から隔絶された庭園「滴翠園(てきすいえん)」の池水にせり出すように設計されています。

外観の最大の特徴は、徹底した左右非対称(アシンメトリー)の構造にあります。三層からなる楼閣でありながら、各階で屋根の形状や窓の配置、意匠がまったく異なり、規則的な調和をあえて破壊する破調の美学が貫かれています。

1階(初層)は、池から直接舟で乗り付けることができる「舟入の間(ふないれのま)」や、主室である「招賢殿(しょうけんでん)」、そして茶室「憶昔(いくじゃく)」を配置。2階は四方に三十六歌仙の額を掲げた「歌仙の間」、そして最上階である3階は詩情豊かな展望室「摘星楼(てきせいろう)」と名付けられています。豪壮華麗な権力誇示に傾倒した安土桃山時代において、知性と遊び心を極限まで凝縮した奇跡的な名建築です。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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