日本のコーヒー元年はいつ?歴史の転換点と大ブームの真相
日本のコーヒー元年はいつ?歴史の転換点と大ブームの真相とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
欧米のカフェ文化をそのまま輸入するだけでなく、独自の技術と販売チャネルで発展させた点こそが日本市場の特異性です。
UCC上島珈琲の創業者・上島忠雄氏が缶コーヒーを開発したきっかけは、駅の売店で瓶入りミルクコーヒーを買ったものの、発車ベルが鳴って飲み干せずに瓶を返却せざるを得なかった「もったいない」という悔しさでした。常温保存とミルクの分離問題を克服して1969年に世に送り出された缶コーヒーは、自販機の普及とともに現場で働く労働者やビジネスパーソンの活力源となりました。
そして半世紀後の2013年、流通界の巨人が仕掛けた「セブンカフェ」は、挽きたて・淹れたての本格ドリップコーヒーを税抜100円(ワンコイン)で提供。一杯ずつペーパードリップする専用マシンを全店舗に導入したことで、缶コーヒーユーザーのみならず、これまでコンビニでコーヒーを買わなかった主婦層やシニア層の需要を掘り起こしました。このコンビニコーヒーの爆発的普及は、家庭外でのコーヒー飲用頻度を飛躍的に底上げしたのです。