Cbr試験とは?現場と設計の違いや計算方法・基準値をプロが徹底解説
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実務において最も混同されやすいのが、「現場CBR」「設計CBR」「修正CBR」の区別です。これらを同一視して設計を進めると、支持力不足による路面沈下や、過剰設計による工費膨張を招きます。
3つのCBRが持つ役割、試験規格、測定対象の違いを以下の比較表にまとめました。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価現場CBR
(JIS A 1222)施工現場の原位置でトラック等を反力にしてピストンを直接貫入測定。水分状態は現場の自然含水比のまま。測定深度:現況路床面
試験間隔:100〜200mに1箇所程度現況確認には有用だが、降雨後の地下水位上昇を想定できないため、単体で舗装設計に用いるのは危険。設計CBR
(道路土工基準)施工区間内(路床約1m)の複数地点の試験結果から、ばらつきを統計処理して算出する計算値。目標値:CBR 3%〜12%
(3%未満は改良対象、標準は4%〜8%程度)アスファルト舗装の総厚を決定する絶対値。地点ごとのブレを差し引いた「安全側の数値」となる。修正CBR
(JIS A 1211)室内で土をモールドに突固め、4日間の水浸養生を経て最悪の含水状態で貫入試験を実施。下層路盤材:20〜30%以上
上層路盤材:80%以上降雨・冠水時を想定した厳格な室内試験。路盤材料の品質合否判定や盛土材料の適否判定に必須。
このように、現場CBRと設計CBRの違いは「物理的に測った実測値」か「舗装設計のために統計処理された設計値」かという点にあります。現場CBRがたまたま良好だったからといって、そのまま設計CBRに採用して舗装を薄くする行為は、土木構造上極めて危険です。