紫陽花の葉に黒い斑点が出る原因と対策|病気の見分け方と切る判断基準
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紫陽花の葉に黒ずみや斑点が生じるトラブルの約8割以上は、土壌や空気中に潜む糸状菌(カビ)の胞子が葉に付着・侵入することで発生します。特に高温多湿となる梅雨時期から秋雨の季節にかけて急速に活性化するため、斑点の形状や現れ方から原因病害を正確に特定することが的確な治療への第一歩です。
代表的な病気とその特徴は以下の通りです。
- 褐斑病(Cercospora leaf spot):紫陽花で最も多発する病害。初期は数ミリ程度の赤紫色から黒褐色の小さな円形斑点として現れ、次第に中心部が灰白色に抜け、周囲が濃い紫褐色で縁取られる特徴的な蛇の目状の病斑へと拡大します。下葉から徐々に上部へと広がり、多発すると葉が黄色く変色して早期落葉を引き起こします。
- 炭疽病(Anthracnose):葉の縁や先端近くから黒褐色〜暗褐色の不規則な大型斑点が広がる病気。病斑が同心円状の輪紋を描くことが多く、乾燥すると患部が破れて穴が開くケースも見られます。放置すると葉柄や新梢にまで黒い病変が及び、枝ごと枯れ下がる危険があります。
- 黒斑病・黒点病(Alternaria leaf spot等):円形または不定形の黒色〜暗黒色の斑点が散発的に発生し、病斑の輪郭がややぼやけながら葉全体へ点在します。梅雨明け後の猛暑や長雨による樹勢の低下時に多発します。
- 斑点細菌病(Bacterial leaf spot):糸状菌ではなく細菌(バクテリア)が原因となる稀なケース。斑点が水浸状(水に濡れたように透ける)になり、葉脈に沿って角張った黒褐色斑点を形成します。カビ用の一般的な殺菌剤が効きにくいため、銅水和剤などの専用薬剤が必要となります。