蘇る日本最古級の木造美!旧吹屋小学校の見学料金と現在を徹底解説

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旧吹屋小学校の歴史は、明治初期の1873(明治6)年に創設された吹屋小学に端を発します。現存する木造校舎群は、1900(明治33)年に東校舎と西校舎が、1909(明治42)年にシンメトリーな美しさを誇る本館が落成したものです。豪壮な寄棟造り、左右対称に翼を広げたような2階建ての意匠は、当時ベンガラ(酸化鉄顔料)と銅山の採掘で巨万の富を築いた吹屋の町衆が、教育への熱意と財力を惜しみなく注ぎ込んだ証です。

2003年にはその建築的価値から岡山県指定重要文化財に指定され、長らく「日本最古の現役木造校舎」として児童たちの学び舎であり続けました。しかし、過疎化による児童数減少に伴い2012年3月をもって閉校。直後から老朽化対策と耐震補強の抜本的な解決が急務となりました。

高梁市が下した決断は、建物を一度骨組みレベルまで解体して修繕する半解体修理でした。2015年度から足かけ7年にわたる保存修理工事では、創建当時の部材を可能な限り再利用しつつ、伝統的な職人技と最新の耐震ダンパー等のハイブリッド補強が施されました。総工費約10億5,000万円を投じたこの大事業を経て、2022年4月に観光・地域活性化拠点としてグランドオープンを果たし、現在に至ります。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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