シッキンShojiの結婚と現在|俳優・持田将史が切り拓く新境地
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2020年以降、シッキンファンのみならず一般のドラマファンを驚かせたのが、本名「持田将史」としてのドラマ出演です。ダンサーのテレビドラマ進出といえばゲスト出演やパフォーマンス主体の役柄が定番でしたが、彼が演じたのは徹底したリアリズムが求められる本格的な芝居でした。
その名を広く知らしめた決定打が、社会現象となったTBS系日曜劇場『半沢直樹』への出演です。東京中央銀行・融資部の銀行員である原田浩平役として登場した持田は、銀行員特有の緻密な仕草や組織のプレッシャーに耐える表情を巧みに表現。放送当時、エンドロールで「持田将史」の名前を見るまで、あの世界的なトップダンサーだと気付かなかった視聴者が続出しました。
さらに同年度の後期には、NHK連続テレビ小説『エール』への出演を果たします。主人公たちを取り巻く劇団の主宰者・劇作家である初見博人役を熱演。情熱と理想に燃える表現者の苦悩を、感情豊かな台詞回しで見事に体現しました。当時の制作統括や監督陣も「身体の重心の使い方、間の取り方が卓越しており、セリフを発する前の佇まいに豊かな情報量がある」と絶賛の声を寄せています。
ダンスとは、言葉を持たずに全身で物語を伝える身体表現です。長年培われた「全身を使って心情を語る技術」が芝居の場に還元されたことで、持田将史は単なるカメオ出演の枠を超え、唯一無二のバイプレイヤーとしての地位を確立しました。