糖尿病の足の初期症状と症例写真|壊疽を防ぐ見分け方と危険なサイン
糖尿病の足の初期症状と症例写真|壊疽を防ぐ見分け方と危険なサインにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
足の指先や踵(かかと)が紫色から黒色に変色している場合、それは組織の細胞が死滅する「壊疽(えそ)」が始まっている決定的な証拠です。黒ずみの原因は、重度の動脈閉塞による極度の虚血、あるいは深部組織への重篤な細菌感染にあります。
壊疽には大きく分けて2つのタイプが存在します。
1つは、主に血行障害によって水分が失われ、ミイラのように組織が硬く黒く変色して乾燥する「乾性壊疽」です。もう1つは、傷口から侵入した細菌が急速に繁殖し、組織が腐敗して強い悪臭や浸出液、膿を伴う「湿性壊疽」です。特に湿性壊疽は進行スピードがすさまじく、数日から数週間で足首や下腿全体へ感染が拡大することがあります。
感染が血流に乗って全身に回ると、敗血症という命に関わる全身状態を引き起こします。生命を守るための最終手段として下肢切断という苦渋の選択を迫られる事態を防ぐには、黒ずみや強い赤みを発見した段階で一刻の猶予もなく専門治療を受ける必要があります。