比叡山「不滅の法灯」1200年の真相!信長焼き討ちと油断大敵の真実

比叡山「不滅の法灯」1200年の真相!信長焼き討ちと油断大敵の真実の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

慣用句として広く使われる「油断大敵」。この言葉の有力な語源とされているのが、まさに比叡山延暦寺の不滅の法灯を守る現場の戒めです。

根本中堂の内陣、本尊の前に吊るされた3基の釣灯籠(つりとうろう)の中には、上質な国産菜種油が満たされ、灯心草(とうしんそう)の芯に火が灯っています。この火を絶やさないためには、燃料となる油を決して枯渇させてはなりません。

灯籠の油の補給は、朝と夕方の毎日2回、当番の僧侶によって厳格に行われます。もし僧侶が注意を怠り、油の補給を断ってしまう(油断する)と、1200年守り続けた法灯は一瞬で消えてしまいます。そこから「油を断つことは、取り返しのつかない大惨事を招く最大の敵である」という意味で「油断大敵」の教訓が生まれたと伝えられています。

灯火を維持する物理的構造には、極めて実用的な工夫が施されています。灯籠内には複数の芯が用意され、古い芯から新しい芯へ火を移しながら煤(すす)を取り除き、油を注ぎ足す作業が行われます。単に放置して燃え続けるのではなく、「人の手による不断の管理と継承」があって初めて成立する不滅のシステムなのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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