ドイツの至宝バラックの現在|悲劇を乗り越えた闘将の波乱万丈な軌跡

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バラックを語る上で避けて通れないのが、キャリアの要所で付きまとった「シルバーコレクター(準優勝請負人)」という不名誉な別名です。この呼称が定着した背景には、フットボール史上に残る悲劇的な2つのシーズンが存在します。

最初の悪夢は2001-02シーズンのレバークーゼン時代でした。国内リーグで首位を走りながら最終盤に逆転を許し、DFBポカール決勝でも敗戦。さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ではレアル・マドリードに屈し、チームは「三冠」ならぬ「準冠(3大会すべて準優勝)」に終わります。同年の日韓ワールドカップでもドイツ代表を牽引して決勝進出を果たしたものの、バラック自身は累積警告で決勝に出場できず、ブラジルに敗れて準優勝となりました。

この宿命は2007-08シーズンのチェルシーでも再来します。プレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点2差で競り負け、リーグカップ決勝も敗戦。モスクワの雨の中で行われたCL決勝ではPK戦の末に敗れ、夏のEURO 2008でもドイツ代表としてスペインに敗戦。わずか1年の間に4つのメジャー大会で準優勝を喫する過酷な巡り合わせとなりました。

しかし、これらはすべて「すべての大会で最後まで勝ち残っていた」ことの裏返しであり、大舞台における彼の勝負強さとリーダーシップの証明でもありました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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