示準化石と示相化石の違いとは?地層が語る地球の記憶と見分け方
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地質時代を特定する示準化石の代表格といえば、古生代の海を支配した三葉虫とフズリナ(紡錘虫)、そして中生代の海で繁栄を極めたアンモナイトだ。これらはまさに「短期間で劇的に進化し、世界規模で繁栄して一気に消えた」という理想的な条件を満たしている。
三葉虫はカンブリア紀からペルム紀末の大量絶滅まで、多様な形態へと目まぐるしく枝分かれしながら進化を遂げた。古生代後期の示準化石として重宝されるフズリナは、単細胞の有孔虫でありながら米粒ほどの大きさを持ち、石灰岩の主成分となるほど浅い海を埋め尽くした。地層からフズリナが見つかれば、その岩石が古生代石炭紀からペルム紀のものであることは疑いようがない。
中生代に入ると、軟体動物のアンモナイトが示準化石の絶対的な王者となる。殻の表面に刻まれた縫合線と呼ばれる複雑な模様は時代とともに変化し、白亜紀末に恐竜とともに姿を消した。これらの化石は、岩石の薄片や破断面を見るだけで、億単位の時間を数百万年単位の精度へと一気に絞り込む力を持っている。