地下鉄琴似駅とJr琴似の真実|乗り換え時間と住みやすさ徹底検証

地下鉄琴似駅とJr琴似の真実|乗り換え時間と住みやすさ徹底検証にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

札幌市営地下鉄東西線琴似駅を利用する際、最も注意すべきトラップがJR琴似駅との物理的距離です。道外の大都市圏では「同名駅=地下通路直結または隣接」というケースが一般的ですが、琴似駅に関してはその常識が通用しません。

両駅間を結ぶメインストリート「琴似・栄町通」の道のりは約700mから800m。平坦な舗装路を歩いた場合、一般的な成人男性の足でも徒歩8分から10分程度を要します。さらに降雪期となる12月から3月にかけては、凍結路面や圧雪により歩行速度が極端に落ちるため、実質13分から15分程度を見積もらなければ乗り継ぎに間に合いません。「琴似駅」という表記だけを頼りに地下鉄からJR快速エアポートへの乗り換えを企てると、致命的なタイムロスにつながるのが現実です。

では、なぜこれほど至近距離にありながら接続されず、離れた場所に作られたのでしょうか。その背景には、札幌市西区琴似の歴史と再開発経緯が深く関わっています。

JR琴似駅の前身である官設幌内鉄道の琴似駅が開業したのは1880年(明治13年)のことでした。北海道で最初の屯田兵村が置かれた琴似において、鉄道は開拓物資と石炭輸送を担う大動脈として敷設された経緯があります。一方、札幌市営地下鉄東西線が琴似駅まで延伸開業したのはそれから約1世紀後の1976年(昭和51年)です。

当時、すでに琴似の本通り沿いには商業者や住民が密集しており、JR駅に地下鉄を直結させるルートを採用すると莫大な用地買収費と工期が発生する状況でした。札幌市は住民サービスの拠点であった西区役所や主要幹線道路である山の手通との接続を優先し、現在の位置に地下鉄駅を建設したのです。結果として、JRと地下鉄が約800mの商店街を挟んで向かい合う独特の「ツインステーション型アーバンデザイン」が誕生しました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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