歯が痛い深夜の応急処置!激痛で眠れない夜を凌ぐ痛み止めとNg行動
歯が痛い深夜の応急処置!激痛で眠れない夜を凌ぐ痛み止めとNg行動の要点や背景をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
インターネット上やSNSでは、歯痛に関する数多くの民間療法が飛び交っていますが、その中には医学的に極めて危険な誤解が紛れ込んでいます。代表的な2つのトピックについて、臨床事実を明らかにします。
まず検証すべきは、「歯痛には正露丸を詰める」という古くからの対処法です。ネット上では都市伝説のように語られることもありますが、実は日本薬局方に収載された正露丸の効能・効果には正式に「歯痛」が明記されています。主成分である「日局木(もく)クレオソート」には強力な局所麻酔作用と殺菌作用があり、歯髄の神経終末を麻痺させることで痛みを抑える効果を持ちます。
しかし、問題はその使用法です。正露丸は「飲む」のではなく、米粒大から半粒程度を「虫歯によって生じた歯の穴の中に直接詰め込む」のが正しい用法です。絶対にやってはならないのが、痛む歯茎の表面に塗り付けたり、歯と歯茎の間に挟み込んだりすることです。木クレオソートは高濃度で粘膜に接触すると、強い化学熱傷を引き起こし、歯茎が真っ白に変色して潰瘍(ただれ)を形成します。患部に穴が空いていない歯周病や親知らずの炎症に対して正露丸を使用することは、激痛に火傷の苦痛を上乗せする極めて危険な行為です。
次に頻出する疑問が、「歯が痛い時は冷やすべきか、温めるべきか」という二者択一です。結論から言えば、拍動性の強い痛みがある急性期は「絶対に冷やす」が正解であり、温めることは厳禁です。激痛に耐えかねて熱い風呂に浸かったり、患部にカイロを当てたりすると、全身および局所の血管が拡張して血流が急増し、内圧が一気に跳ね上がって失神するほどの激痛を誘発します。血流を落ち着かせ、神経の興奮を鎮静させるために、冷水で湿らせたタオルなどで熱感を帯びた頬を優しく冷却することが医学的な正解です。