令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したもの
令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したものにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
筒美京平は、シンガーの魅力を極限まで引き出す仕立て屋でもあった。
彼女たちの声質、キャラクター、そしてその時代の空気を読み解き、最も輝く「音のドレス」を提供した。ジュディ・オングの妖艶さを引き出した「魅せられて」のゴージャスなアレンジ。小泉今日子のポップアイコンとしての才能を開花させた「なんてったってアイドル」の疾走感。彼の前では、どんな個性も最高の楽器へと変貌した。
歌い手と作曲家の幸福な出会いが、数々の伝説的な瞬間を生み出した。彼が遺した楽譜は、かつての歌姫たちの歌声を、今も色褪せることなく現代に留め置くタイムカプセルの役割を果たしている。