ポルトガル語ありがとう男女の違いとは?語源説の真相と正しい返し方

ポルトガル語ありがとう男女の違いとは?語源説の真相と正しい返し方についての真相をお届けします。

「日本語の『ありがとう』は、戦国時代に来航したポルトガル商人が使っていた『オブリガード』が語源である」――この話は、テレビのクイズ番組やネット上の雑学記事で長年まことしやかに語られてきました。しかし、言語学および国語史の厳密な調査によって、この説は学術的に完全なデマ(民間語源説)であることが証明されています。

日本語ありがとうポルトガル語語源説がなぜ誤りであるか、決定的な証拠は日本の中世・古代文献にあります。日本語の「ありがとう」は、形容詞「有り難し(ありがたし=存在することが極めて稀である、尊い)」が中世以降にウ音便化(ありがたく→ありがとう)した言葉です。

すでに平安時代中期の『枕草子』には「ありがたきもの」という有名な章段があり、鎌倉時代末期の『平家物語』や狂言の台本にも「ありがとうござる」といった感謝表現の前身が記録されています。ポルトガル船が種子島に漂着し、日本とポルトガルが接触を持ったのは1543年(天文12年)のことです。それより数百年も前の文献に「ありがたし」「ありがとう」の原型がすでに定着していた事実から、ポルトガル語から輸入されたという仮説は成立しません。

ポルトガル語ありがとう語源の真相は、単に「Arigatô」と「Obrigado」の響きが偶然にも似ていたという音韻上のシンクロニシティにすぎません。日本とポルトガルには「パン(pão)」「カステラ(Castela)」「カルタ(carta)」「ボタン(botão)」など、実際に借用された本物のポルトガル語由来の外来語が数多く存在するため、その事実と混同されて都市伝説化したと分析されています。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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