メイドインアビスはなぜグロい?トラウマの真相と鬱シーンを徹底検証

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「いったい何話から閲覧注意になるのか」という疑問に対し、アニメーション史に残る明確な転換点として挙げられるのが第1期・第10話「毒と生温かいもの」です。

第9話までは、アビスの過酷さを描きつつも少年少女の未知なる冒険譚としてのトーンが保たれていました。しかし第10話、第4層「巨人の盃」に到達したリコは、原生生物「タマウガチ」の毒針に左手を貫かれます。急速に鬱血し巨大に腫れ上がる左腕、体内毒を抜くためにレグへ自らの腕の切断を懇願するリコ、七孔から噴き出す鮮血、そして激痛による失禁と呼吸困難――。視聴者の悲鳴とともに、本作の本性が剥き出しになった瞬間でした。

さらに物語は、視聴者の倫理観を試すようなトラウマエピソードを連続して叩きつけます。

  • ミーティの成れ果て化と安楽死(第1期 13話):かつて人間だった少女ミーティが、後述するボンドルドの実験によって第6層の上昇負荷を受け、不定形の異形「成れ果て」へと変貌させられた経緯が明かされます。知性と人の形を奪われ、不死の呪いによって傷つけられても死ぬことすら許されないミーティ。親友ナナチが流す涙と、火葬砲による苦痛からの解放は、涙なしには直視できない屈指の鬱シーンとなりました。
  • プルシュカのカートリッジ化(劇場版『深き魂の黎明』):リコたちを心から慕い、旅への同行を夢見ていた少女プルシュカが、実の父と仰ぐボンドルドの手によって生きたまま解体され、感覚器と生命維持に必要な最小限の内臓だけを残して箱(カートリッジ)に詰め込まれる惨劇。事態を認識できないまま「パパのお役に立てる」と無垢に喜ぶ心理描写の残酷さは、多くの鑑賞者を精神的昏睡へと追い込みました。
  • イルミューイの出産とガンジャ隊の生存劇(第2期『烈日の黄金郷』):黄金郷を目指した決死隊「ガンジャ隊」の過去編では、原住民の少女イルミューイが欲望の揺籃(願いを叶える遺物)によって異形の母胎へと変貌。生殖能力を持たなかった彼女が産み落とす子どもたちは、数日で息絶える宿命を背負っていました。擬似水による致死的な下痢と内臓破壊に苦しむ隊員たちは、生き延びるために「生まれたばかりのイルミューイの子を煮込んで食す」という禁忌を選択します。
小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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