コーキングとシーリングの違いとは?現場の真相とJis規格を徹底解説
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外壁の目地補修を業者に見積もり依頼すると、「打ち替え」と「増し打ち」の2つの工法が提示されます。この2つの違いを理解していないと、悪質な業者による手抜き工事や過剰請求を見抜くことができません。
外壁塗装シーリング打ち替えとは、既存の劣化シーリング材をカッター等で完全に撤去し、目地底の清掃・プライマー塗布を行った上で新しいシーリング材を充填する根本的な補修工法です。外壁サイディングの縦目地は、建物の揺れや熱膨張を吸収するために十分な厚み(通常8〜10mm以上)を必要とするため、目地部分は打ち替えが絶対原則となります。相場は1メートルあたり約900〜1,500円で、30坪前後の標準的な戸建て住宅では総額14万〜22万円前後の費用が発生します。
対する「増し打ち」は、既存のコーキングを撤去せず、上から新しい材料を薄く塗り重ねる工法です。シーリング増し打ち費用相場は1メートルあたり約500〜900円と安価ですが、サイディング目地に施しても十分な厚みが確保できず、数年でペラペラに剥がれてしまいます。ただし、窓サッシ周りだけは例外です。サッシ周りの古いコーキングを無理に剥がそうとすると、内部の防水テープや防水紙を刃物で切り裂いて雨漏りを誘発するリスクがあるため、プロの現場でもサッシ周りはあえて「肉厚な三角シーリングによる増し打ち」を選択するのが標準的な工法判断とされています。