食事制限でも下がらない血糖値の罠!インスリン抵抗性の正体と改善法

食事制限でも下がらない血糖値の罠!インスリン抵抗性の正体と改善法の総合ガイドをお届けします。専門的な知識がチェックできます。

日本の糖尿病医療において、発症機序は大きく「分泌不全」と「抵抗性」の2つに分類されます。かつての日本人は、体質的にすい臓のβ細胞が小さく、インスリンを出す量そのものが足りなくなるインスリン分泌不全が主流とされてきました。痩せ型の高齢者に多く見られるタイプです。

一方で、食生活の欧米化や運動不足が定着した現在、爆発的に増えているのが2型糖尿病におけるインスリン抵抗性です。量は十分に、あるいは過剰に出ているのに効力が発揮されません。すい臓は過重労働を強いられ、やがて疲弊してインスリン分泌能力そのものまで枯渇していきます。「効きが悪い状態」を放置した末に「作れない状態」へと転落する二重の罠が、糖尿病の進行プロセスです。

この抵抗性を生み出す最大の震源地は、内臓脂肪型肥満とメタボリックシンドロームです。内臓脂肪細胞が肥大化すると、TNF-α(腫瘍壊死因子α)や遊離脂肪酸といった悪玉のアディポサイトカインが大量に放出されます。これらがインスリン受容体のシグナル伝達を物理的・化学的に阻害し、細胞の鍵穴を塞いでしまいます。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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