セメントとモルタルの違いを徹底解説|知らずに使うと大失敗する選び方の真相

セメントとモルタルの違いを徹底解説|知らずに使うと大失敗する選び方の真相の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

セメントといっても一種類ではない。日本工業規格(JIS)では複数の種類が規定されており、2026年時点でホームセンターや建材店で入手できる主なセメント種類は以下のとおりだ。

普通ポルトランドセメントは最もスタンダードな製品で、一般的な建築・土木工事から家庭DIYまで幅広く対応する。成分は石灰石(CaO:約65%)、けい酸(SiO₂:約21%)、アルミナ(Al₂O₃:約6%)、酸化鉄(Fe₂O₃:約3%)が主体。水和反応によって水酸化カルシウムやカルシウムシリケート水和物(C-S-H)が生成され、強固な結晶構造が形成される。

早強ポルトランドセメントは通常品と比べて3日強度が約2倍(材齢3日で20〜25 N/mm²)に達するため、冬場の工事や養生期間を短縮したい補修工事で重宝される。白色ポルトランドセメントは装飾・意匠仕上げ向けで、酸化鉄含有量を極限まで抑えた製品だ。高炉セメント(B種)は高炉スラグを30〜60%混合しており、環境負荷低減と長期強度の向上が特徴。2026年における脱炭素化の潮流を受け、建設現場での採用率が上昇傾向にある。

セメントの種類特徴・強度ホームセンター目安価格(25kg)向いている用途普通ポルトランドセメント材齢28日:42.5 N/mm²以上(JIS基準)900〜1,400円汎用DIY・モルタル・コンクリート調合早強ポルトランドセメント材齢3日で20〜25 N/mm²1,500〜2,000円冬期工事・緊急補修・養生短縮白色ポルトランドセメント普通品と同等だが着色に優れる2,000〜2,800円装飾仕上げ・タイル目地・意匠高炉セメントB種長期強度↑・水和熱↓・CO₂排出↓1,000〜1,500円大型構造物・海洋構造物・環境配慮工事インスタントセメント(既調合)水を加えるだけで即使用可能1,200〜1,800円(10〜20kg袋)DIY初心者・小規模補修

2026年現在、コーナン・カインズ・コメリなどの大手ホームセンターでの価格を調査すると、普通ポルトランドセメント25kg袋は全国平均で1,100〜1,350円前後で推移している。原材料費(石灰石・重油)の国際市況の影響で、2023年比で5〜10%程度の価格上昇が見られる点も購入時の参考にしてほしい。

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山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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