逆流性食道炎が治らないのはなぜ?薬が効かない原因と最新改善策

逆流性食道炎が治らないのはなぜ?薬が効かない原因と最新改善策についての真相をお届けします。

現在、逆流性食道炎の治療現場では「タケキャブ(一般名:ボノプラザン)」をはじめとするP-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)やPPI(プロトンポンプ阻害薬)が第一選択として広く処方されています。これらは極めて強力に胃酸の分泌を抑える薬剤ですが、「薬をしっかり飲んでいるのに症状が一向に引かない」と訴える患者は少なくありません。

胃酸抑制薬が効かない大きな要因の一つが、「胃酸以外の液体が逆流しているケース」です。胃から食道へ逆流するのは強酸だけでなく、十二指腸から逆流してきた胆汁や膵液、あるいは酸性度の低い消化液も含まれます。薬によって胃酸を無力化できていても、アルカリ性の胆汁や消化酵素が食道粘膜を刺激している場合、胸焼けや不快感は消えません。

さらに見逃せないのが食道の「知覚過敏」です。長期間にわたる刺激や心理的ストレスによって食道の神経が過敏になると、わずかな刺激や正常範囲の逆流であっても、脳が「強い胸焼け」「激しい痛み」と錯覚してしまいます。この場合、いくら胃酸を抑え込んでも知覚の興奮自体は収まらないため、薬が効いていないように感じてしまうのです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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