股関節の痛みの正体は関節唇?放置厳禁な理由と2026年最新治療
股関節の痛みの正体は関節唇?放置厳禁な理由と2026年最新治療の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
股関節は、骨盤側の受け皿である「寛骨臼(かんこつきゅう)」に、太ももの骨の頭である「大腿骨頭(だいたいこっとう)」がはまり込む球関節の構造をしています。この寛骨臼の縁をドーナツ状に取り囲み、関節の密閉性を高めて吸盤のように骨頭を安定させている線維軟骨が「股関節関節唇」です。
股関節の引っかかり感の原因として臨床現場で最も多く確認されるのが、大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI: Femoroacetabular Impingement)です。骨の形態異常により、股関節を深く曲げたり内側にひねったりした際に大腿骨と寛骨臼の縁が衝突を繰り返し、挟み込まれた関節唇がすり減ったり剥離したりすることで激しい痛みや引っかかりが生じます。
患者が痛みの部位を示す際、手の親指と人差し指で股関節の外側から鼠径部を包み込むように押さえる仕草は、医療現場で「Cサイン(C-sign)」と呼ばれ、股関節関節唇損傷を強く疑う典型的な身体所見として知られています。