ピルを避妊目的と言いづらい?医師の本音と失敗しない問診票の書き方
ピルを避妊目的と言いづらい?医師の本音と失敗しない問診票の書き方とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
インターネット上の掲示板や知恵袋などでは、「避妊目的だと自費で高くなるから、生理痛が辛いと嘘をついて保険適用(LEP)で処方してもらった方が得」という書き込みを見かけることがあります。しかし、この安易な偽りの申告には、医学的にも制度的にも重大な落とし穴が潜んでいます。
避妊を目的とする低用量ピル(OC:経口避妊薬)と、月経困難症や子宮内膜症の治療を目的とするピル(LEP:低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)は、薬事法上の承認区分も保険適用のルールも明確に分かれています。その決定的な差異を以下の比較表にまとめました。
目先の診察代やシート代を数百円〜千数百円安く抑えようと「ピル 処方 理由 嘘 生理不順」などの名目を仕立てることは、結果として余計な検査費用や身体的負担を増やす結果に繋がります。保険診療で月経困難症と診断されると、子宮筋腫や子宮内膜症がないかを確認するための超音波検査(エコー検査)が定期的に求められます。また、LEP製剤は避妊効果を持つホルモン構成であるものの、公的な効能効果として「避妊」が記載されていないため、万が一の飲み忘れ等のトラブル時に医師からの適切な避妊ガイダンスが受けられなくなるという重大なデメリットが存在します。
自費診療の低用量ピル費用は1ヶ月あたり2,500円〜3,500円程度であり、1日換算で約80円〜120円です。このコストで計画外妊娠の不安を排除し、毎日の生活の質と将来のライフプランを守れると考えれば、嘘をついてまでリスクを背負う合理性は皆無と言えます。