アキレス腱断裂から歩けるまで何日?手術と保存の違いや復帰目安を徹底解説

アキレス腱断裂から歩けるまで何日?手術と保存の違いや復帰目安を徹底解説の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

日常生活への復帰において、最も現実的な障壁となるのが「仕事」と「移動手段(運転)」です。それぞれの復帰可能時期は、足にかかる負荷の度合いによって明確に分かれます。

職種別の仕事復帰タイミング

デスクワーク中心の職種でリモートワークが可能な環境であれば、手術後数日、あるいはギプス固定が安定した受傷後1〜2週間での業務再開が現実的です。ただし、患部を下垂させたまま長時間座り続けると足が鬱血して強い浮腫(むくみ)や疼痛を引き起こすため、オフィスでは足置き台(オットマン)を用意して足を水平に保つ配慮が欠かせません。

一方、通勤で満員電車に乗る必要がある場合や、立ち仕事、外回りの営業職の場合は、松葉杖が外れて装具での歩行が安定する受傷後約2カ月〜2.5カ月が復帰の目安となります。重量物を運搬する現場作業や建設業、介護職などは、患部に強い踏ん張りが求められるため、完全に装具が外れ、筋力が戻る3〜4カ月以降の慎重な判断が必要です。

車の運転再開:右足の断裂は特に厳格な判断が必要

車の運転に関しては、受傷したのが「左足」か「右足」か、そしてオートマチック(AT)車かマニュアル(MT)車かによって天と地ほどの差があります。AT車で左足を負傷した場合、装具を着用していても運転自体は早期に物理的可能です(ただし乗り降りの安全性には十分注意が必要)。

問題はアクセルとブレーキを操作する右足の断裂です。とっさの緊急ブレーキ時には、自身の体重を上回る急激な踏み込みの衝撃がアキレス腱にかかります。装具を装着した状態での運転は操作ミスを誘発するため道路交通法上も危険行為と見なされる恐れがあります。日本整形外科学会の一般的な指導では、装具が完全に外れ、つま先立ちや強い踏み込み動作に痛みがなくなった受傷後約3カ月以降が右足運転再開の安全ラインとされています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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