【最後の晩餐】裏切り者ユダはどれ?一目でわかる特徴と名画に隠された真相

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『最後の晩餐』が傑作たる所以は、劇的な一瞬に対する人間それぞれの反応のちがいに生々しいリアリティがあるからだ。3人ずつ4つのグループに整理された使徒たちは、怒り、疑念、悲しみ、そして自己弁護の感情を全身で表現している。

ユダが属する左から2番目のグループでは、熱血漢のペテロが怒りのあまりナイフを握りしめ、ユダの背後から身を乗り出している。その急な動きに驚いたユダは、驚愕と後ろめたさから塩壺をひっくり返し、身体を倒し込んでいるのだ。信仰の純粋さを象徴する他の使徒たちが光に照らされる一方、ユダだけが後退りするような体勢で光を拒んでいる。この緻密な視線と身体言語の交錯による宗教画考察は、没後500年以上が経過した現在も研究者の探求心を刺激し続けている。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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