血液検査前の食事は何時間前まで?食べてしまった時の対処法と影響
血液検査前の食事は何時間前まで?食べてしまった時の対処法と影響に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
絶食指示が出ている中で、水分の補給基準については誤解が蔓延しています。「一切の飲食禁止」と勘違いして完全断水して来院する受診者がいますが、これは脱水症状を引き起こし、血管が収縮して採血が極めて困難になるだけでなく、血中濃度が濃縮されて赤血球数やヘマトクリット値が人工的に高く出る原因になります。
血液検査前に飲んでいいものは、基本的に「水(白湯)」および「糖分・カフェインを含まない麦茶」に限られます。一方で、見落とされがちなのがブラックコーヒーやガム、飴です。
血液検査前のブラックコーヒーの影響については、「砂糖やミルクが入っていないからセーフ」と判断する人が後を絶ちません。しかし、コーヒーに含まれる高濃度のカフェインは中枢神経を刺激してアドレナリン分泌を促し、一時的に血糖値を上昇させる作用があります。さらに胃液分泌を促進するため、胃カメラやバリウム検査を同日に行う場合は胃粘膜の観察を妨げる重大な要因となります。
また、血液検査前のガムや飴も厳禁です。シュガーレスであっても人工甘味料や糖アルコールがインスリン分泌応答を刺激する可能性があり、咀嚼によって唾液・消化液の分泌が活発化し、アミラーゼなどの酵素数値に狂いが生じます。