アンガスステーキとは?「固い」噂の真相と和牛との違いをプロが徹底解説
アンガスステーキとは?「固い」噂の真相と和牛との違いをプロが徹底解説の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
アンガスステーキとは、スコットランド東部のアンガス州およびアバディーン州を原産地とする肉専用種「アバディーン・アンガス(Aberdeen Angus)」の肉を使用したステーキ料理を指します。肉牛の歴史において最も完成された品種の一つと称され、現在はアメリカ、オーストラリアをはじめ世界各国で広く飼育されています。
全身が光沢のある黒毛で覆われ、角を持たない無角牛であることが外見上の大きな特徴です。市場では特に「ブラックアンガス種」としての評価が際立っており、肉質が柔らかく、赤身の中に適度な筋間脂肪(サシ)が均一に入る性質を持っています。乳牛や作業牛との交雑ではなく、純粋に「肉を美味しく食べるため」に改良され続けてきた歴史が、世界的なステーキハウスで定番品種として採用され続ける最大の理由です。
日本国内で流通する牛肉の中で、アンガス牛が果たす役割は極めて明快です。極限まで脂を乗せた黒毛和牛の「とろける食感」とは異なり、肉繊維そのものに蓄えられたアミノ酸と鉄分による「力強い肉汁のパンチ」をダイレクトに堪能できる点に、ファンを惹きつけてやまない魅力があります。