紫陽花の冬剪定はNg?翌年咲かない理由と切っていい品種の見分け方
紫陽花の冬剪定はNg?翌年咲かない理由と切っていい品種の見分け方とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
庭木の手入れといえば落葉期の冬が定番ですが、紫陽花においては原則として冬の本格剪定はNGとされています。園芸相談で毎年上位に挙がる「紫陽花が咲かない決定的な理由」の約8割は、前年夏から冬にかけての不適切な剪定が原因です。
紫陽花(一般的な旧枝咲き品種)は、花が終わった後の7月中旬から秋口にかけて、翌年咲かせるための組織である「花芽(はなめ)」を枝の先端や節に形成します。つまり、冬の休眠期に入った時点で、枝先には来年の花のもとがしっかりと仕込まれている状態です。
この仕組みを知らずに「枝が伸びて邪魔だから」「見た目が枯れ木で見苦しいから」と冬に枝を途中からバツバツと刈り込んでしまうと、半年間かけて準備してきた花芽を自らすべて切り落とす行為になってしまいます。その結果、春になると瑞々しい緑の葉は茂るものの、梅雨が来ても花がひとつも咲かないという悲惨な事態を招きます。