東通原子力発電所の再稼働審査と断層問題の現在地【2026年最新】

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東通原子力発電所(東北電力1号機・定格出力110万kW、沸騰水型BWR)は、2011年3月の定期検査入り以降、15年近くにわたり発電を停止しています。原子力規制委員会の適合性審査において最大の焦点となってきたのが、敷地内に多数存在する破砕帯(小断層)が「将来活動する可能性のある断層(活断層)」に該当するか否かという地質学的評価です。

当初、規制委の有識者会合では一部の断層について活動性を否定できないとする見解が示され、議論は紛糾しました。これに対し東北電力は、敷地内外で総延長数十キロメートルに及ぶ追加ボーリング調査や大規模トレンチ(試掘溝)の開削を実施。地層の年代測定(火山灰分析等)と微細構造の3次元解析を積み重ね、これらの断層がプレート運動等に伴う活断層ではなく、過去の地盤変形に起因する非活動性のものであると主張し続けています。

現在の稼働状況としては依然としてプラント停止中であり、燃料プール内の使用済み核燃料の冷却および設備の保全点検が24時間体制で維持されています。審査会合では地盤・地震動評価に関する科学的データの突き合わせが粘り強く行われており、判断の確定に向けた技術的詰めの段階が続いています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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