韓国語「愛してる」の真相|サランヘを使わないネイティブの心理とは

今注目を集めている 韓国語「愛してる」の真相|サランヘを使わないネイティブの心理とはについて、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

韓国社会において、サランヘヨの意味とニュアンスは日本語の「愛してる」以上に精神的・倫理的な重みを持ちます。日本人が英語の「I love you」を映画の字幕感覚で捉えがちなのに対し、韓国のネイティブにとって「サラン(사랑)」という語根は、家族愛や長年連れ添った夫婦の情愛、あるいは命をかけられるほどの深い絆を指す言葉として位置づけられています。

日韓のコミュニケーション論を研究する社会言語学の専門家や現地のカウンセラーは、韓国人が愛してると言わない理由について次のように指摘しています。「韓国では人間関係における『情(チョン)』の密度が非常に重視されます。だからこそ、関係性がまだ成熟していない段階で『サランヘ』を口にすることは、相手に対する誠実さを欠いた軽薄な態度、あるいは相手の心理的バウンダリー(境界線)に土足で踏み込む行為と受け取られるリスクがあるのです」。

実際にソウル在住の20代〜30代男女を対象とした恋愛意識調査でも、「付き合って1ヶ月未満でサランヘと言われたらプレッシャーを感じるか」という問いに対し、68.4%が「重い、または本気度を疑う」と回答しています。口先だけの甘い言葉よりも、日々の連絡や行動による誠実さを重んじる韓国の文化圏において、「サランヘ」は軽々しく乱用すべき言葉ではないという共通認識が存在します。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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