ヘアドネーション美容院選びの真相|料金相場と自分で送る最新ルール
ヘアドネーション美容院選びの真相|料金相場と自分で送る最新ルールの要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
ネット上には古い情報や事実誤認が混在しており、寄付に適さない状態で髪を切ってしまう悲劇が起きています。代表的な誤解を検証し、科学的・実務的な事実を整理します。
ネット上で頻繁に見られる「15cmからでも寄付できる」という情報は、過去の一部団体の暫定キャンペーンや限定企画に由来するものであり、現在の医療用ウィッグ製作の現場では原則として31cm以上の長さが絶対基準です。医療用フルウィッグを作る際、髪の毛を真ん中で半分に折ってネットのベースに結びつける植毛工程を経るため、31cmの髪から仕上がるウィッグの毛長は約15cm、つまりボブスタイルの長さにとどまります。15cm未満の毛束では、子どもの頭部を自然に覆うウィッグを完成させることが物理的に不可能です。
また、「カラーやパーマ、白髪のある髪は寄付できない」という言説も明確な誤解です。JHD&Cなどの主要団体では、軽く引っ張っただけで千切れてしまうような極度のハイダメージ毛でない限り、ヘアカラーやブリーチ、グレイヘアであっても受け入れています。工場でのトリートメント処理や均一な染色工程を経るため、日常的なヘアケアを行っている髪であれば問題なく活用されます。
ただし、絶対に犯してはならない禁忌が「濡れた状態でのカットと発送」です。湿気が残ったまま密閉袋に入れて輸送されると、わずか数日で内部にカビが繁殖し、周囲の毛束を含めて廃棄処分せざるを得なくなります。美容室では必ずシャンプーの前の完全に乾いた状態でカットしてもらう必要があります。