神保町の伝説「芳賀書店」が創ったサブカル史と初公開の秘蔵資料

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今や世界の書物好きが目指す神保町古書店街。その一角で異彩を放っていたのが、創業者である芳賀芳男の手によって歴史の第一歩を踏み出した老舗店舗だ。戦後の復興期から高度経済成長期へと向かう熱狂の中で、店内に並べられた書籍や雑誌は、既存の流行に満足できない若者たちの渇きを潤した。

やがて神保町からサブカルチャーの発信地である秋葉原へと展開していく過程で、老舗はサブカルチャーの聖地としての地位を不動のものにしていく。マニアックな専門書や限定出版物、さらに独自のグラビア写真集に至るまで、棚を埋め尽くす品揃えは当時の若者文化を強烈に牽引した。看板を掲げた店舗の前に立ち並ぶ熱心なファンの姿は、東京の都市景観における象徴的な光景でもあった。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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