自分軸とは?自己中との決定的な違いとブレない生き方を手にする全技術
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「自分軸で生きよう」と意識し始めたとき、多くの人が最初に直面するのが「それは単なるわがまま(自己中)なのではないか」という内なる罪悪感です。真面目で責任感の強い人ほど、自分の意見を主張することに対して激しい抵抗感を抱きます。しかし、精神医学や臨床心理学の領域において、自分軸と自己中の違いは明確に定義されています。
本質的な違いは、心理的バウンダリー(自他境界線)が健全に機能しているかどうかにあります。自分軸を持つ人は、「私はこう思う。そして、あなたにはあなたの考えがある」と自分と相手の領域を切り分けます。自らの欲求を大切にすると同時に、他者が自分と異なる意見を持つ権利も完全に認めるのが特徴です。一方、いわゆる「自己中(自己中心的)」な人は、「私がこう思うのだから、あなたも私に従うべきだ」と他者の境界線へ一方的に侵入し、自分の都合に合わせて相手をコントロールしようとします。
自分軸と他人軸の違いを整理すると、その基軸は「人生の選択権を誰に預けているか」に行き着きます。他人軸で生きている状態とは、自分の感情や行動の決定権を「世間体」「親の期待」「職場の同僚の顔色」に明け渡している状態を指します。他人の機嫌が良ければ安心し、誰かに少しでも眉をひそめられれば世界が崩壊したかのような不安に苛まれる。この状態が長期化すると、自尊感情は摩耗し、やがて自分が何を食べたいのか、何をしているときに幸福を感じるのかさえ見失ってしまうのです。