東京の10日間天気で一番当たるのは?主要予報の精度を徹底検証

東京の10日間天気で一番当たるのは?主要予報の精度を徹底検証の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

そもそも、なぜ10日先の東京の空を予測できるのか。その中核にはスーパーコンピューターによる数値予報モデル(GSM/MSM)の存在がある。

地球全体を格子状に区切って大気の物理変化を追う全球モデル(GSM)と、日本域を高密度で計算するメソモデル(MSM)。これらに地上約1,300カ所に設置されたアメダス(AMeDAS)の実測データや気象衛星の観測値が絶え間なく投入され、未来の気圧配置が導き出される。しかし、バタフライ効果という言葉通り、初期のわずかな誤差が7日後、10日後には巨大な気圧配置のズレへと膨らんでいく。これが「10日間予報がコロコロ変わる」物理的な根拠である。

現在ではアンサンブル予報と呼ばれる、初期値を少しずつ変えた数十パターンのシミュレーションを同時に走らせる手法が主流だ。複数パターンの大半が同じ傾向を示していれば「当たる確率が高い10日間」、パターンがバラバラなら「予報が急変するサイン」と判断できる。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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