安田菜津紀の現在|ルーツ巡る裁判の結末と夫・佐藤慧と拓く報道の地平
今注目を集めている 安田菜津紀の現在|ルーツ巡る裁判の結末と夫・佐藤慧と拓く報道の地平について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
1987年、神奈川県横須賀市で生まれた安田菜津紀がフォトジャーナリストを志す原点となったのは、高校2年生のときに参加した特定非営利活動法人「国境なき子どもたち(KnK)」の友情レポーター事業でした。カンボジアで出会った過酷な貧困下に生きる同世代の少年少女たちの姿に強い衝撃を受け、自らの目とカメラで現場の声を世界へ届ける決意を固めます。
帰国後、本格的に学びを深めるため上智大学総合人間科学部教育学科へ進学。大学在学中から東南アジアや中東、アフリカなどの紛争地・被災地へ足を運び、貧困や児童労働、HIV問題に直面する子どもたちの日常をファインダーに収め続けました。2010年の大学卒業後、プロの写真家として本格始動し、東日本大震災の被災地取材をまとめた功績などが高く評価され、2012年には優れた若手写真家に贈られる第8回名取洋之助写真賞を受賞しています。
単なる事件報道の枠にとどまらず、取材対象者と長期的な信頼関係を築きながら「生活の息遣い」や「尊厳」を描き出す取材スタイルは、彼女のキャリア初期から一貫した特徴となっています。