洗濯機の運び方決定版|横積みNgの真相と自力移設で壊さない全手順
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自力運搬を決断した場合、作業当日にいきなり本体を持ち上げてはいけません。前日までに必ず完了させておかなければならないのが洗濯機水抜き手順です。水抜きを怠ると、運搬中の車内や新居の廊下が水浸しになるだけでなく、電気部品への浸水事故を引き起こします。
確実な水抜きの工程は、給水側と排水側の2段階に分かれます。
- 給水ホースの水抜き:水道の蛇口(給水栓)を完全に閉めます。洗濯機内部を空にした状態でフタを閉め、電源を入れて「標準コース」でスタートボタンを押します。給水動作が始まると給水弁が開き、ホース内の圧力が抜けて残水が槽内へ落ちます。約15〜30秒後に電源を切り、蛇口から給水ホースを外します。このとき、わずかに垂れる水をタオルで受け止めます。
- 排水ホースおよび本体内部の水抜き:再び電源を入れ、「脱水のみ」を選択して最も短い時間(1〜3分)で運転させます。遠心力で洗濯槽内の底やポンプ内に残った水分を排出し切ります。脱水終了後、電源を切ってコンセントとアース線を抜きます。
- 排水口からの取り外しと糸くずフィルターの清掃:本体をわずかに傾け、排水ホース内に溜まった水をバケツなどに排出しながら、床面の排水口エルボからホースを取り外します。ドラム式の場合は最下部にある「糸くずフィルター(排水フィルター)」を緩め、受け皿を用意して内部の水を完全に抜いてください。
水抜きが完了したら、次は洗濯機車に乗せる積み方の検討に入ります。運搬に使用する車両選びでは、荷室の高さが絶対的な制約となります。一般的な縦型洗濯機の高さは約95〜105cm、ドラム式は100〜110cmに及びます。ミニバンや大型SUVであっても、跳ね上げ式シートの厚みや天井高の不足により、直立させた状態での積載が不可能なケースが多々あります。「ギリギリ入らないから斜めに傾けて積む」という行為は、走行時の振動で内部サスペンションに横積みに近い横方向の過負荷を与えるため、極力避けるべきです。
確実に運ぶ手段として最も推奨されるのが軽トラックの活用です。ただし、洗濯機軽トラック運搬注意点として、荷台中央に単独で置くのは転倒の温床となります。洗濯機は必ず荷台の最前部、キャビンの背面(鳥居と呼ばれる金属フレーム)にぴったりと押し当てて配置します。その上で、荷締め専用のラッシングベルトを使い、本体上部と中間部の2箇所で鳥居および荷台フックへ十字を描くように強固に締め上げます。ロープワークに不慣れな素人がPPロープで縛ると、急ブレーキ時に結び目が緩んで荷台から転がり落ちる重大事故に繋がります。雨天に備え、防水ブルーシートを裾までしっかり巻き込んで風でバタつかないよう固定することも不可欠です。