ムツゴロウ動物王国の今と遺産の行方!残された動物たちの真実

今注目を集めている ムツゴロウ動物王国の今と遺産の行方!残された動物たちの真実について、詳しいまとめを整理して公開しています。

晩年の畑正憲氏を語る上で避けて通れないのが、かつて東京進出に伴って生じた約30億円とも言われる巨額負債の行方だ。2004年に東京都あきる野市に開園した施設はわずか数年で経営破綻に追い込まれ、莫大な借金がムツゴロウさんの双肩に重くのしかかった。

破産宣告をして逃げる選択肢もあったはずだ。だが彼はそれを拒んだ。「自分で作った借金は自分で返す」。猛烈な執筆活動、全国での講演行脚、テレビ出演。年間数十冊の原稿を書き殴る凄まじい執念で、晩年までにその大半を完済、あるいは整理をつけるという離れ業を成し遂げた。この凄絶な生き様こそ、彼の真骨頂と言える。

では、北海道・中標津町にあった本拠地と、そこに暮らしていた動物たちはどうなったのか。観光施設としての一般開放はすでに幕を閉じているが、広大な敷地は放棄された廃墟などではない。最期を看取った愛娘をはじめとする親族や長年のスタッフの手により、プライベートな環境として今も静かに維持されている。

残された馬や大型犬、猫たちも決して見捨てられることはなかった。高齢化した動物たちはスタッフたちの手厚い介護を受けながら天寿を全うし、あるいは信頼できる関係者の元へと引き取られて穏やかな余生を送った。「動物を最後まで愛し抜く」という創業の誓いは、創設者が逝去した後も現場で厳格に守られ続けたのである。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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