「住職さん」はNg?お寺や法事で恥をかかない正しい呼び方とマナー
「住職さん」はNg?お寺や法事で恥をかかない正しい呼び方とマナーについて押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。
実際の葬儀や法事の現場では、どのような言葉遣いのトラブルが発生しているのでしょうか。冠婚葬祭関連の相談掲示板や葬祭現場スタッフへの聞き取りから見えてきた、代表的な3つの失敗事例を検証します。
第1の失敗は、「お坊さん」と呼びかけて厳格な住職から不興を買ったケースです。法要後の会席(お斎)で、施主が「お坊さんもどうぞこちらのお席へ」と勧めたところ、住職の表情が硬化し、後から葬祭ディレクターに「公の場ではご住職と呼んでほしかった」と苦言が寄せられた事例があります。悪意のない親愛表現であっても、儀式の重みを重んじる僧侶にとっては無作法と受け取られるリスクがあります。
第2の失敗は、浄土真宗の寺院で「和尚さん」を連呼してしまうケースです。テレビアニメや昔話の影響から「僧侶=和尚さん」と思い込み、浄土真宗本願寺派の法要で終始「和尚さん」と呼びかけ、法要後に親族から「うちの宗派では失礼にあたる」と指摘されて赤恥をかいたという告白が散見されます。
第3の失敗は、お布施袋や手紙に「〇〇住職様」と印字・記入してしまう誤りです。市販の不祝儀袋に氏名を書く際、職名に直接「様」をつけるミスは後を絶ちません。「肩書は敬称ではない」という日本語表記の基本原則が抜け落ちてしまうことで、礼儀作法を弁えていない印象を与えてしまいます。