ブロッコリーの白い粉は危険?ブルームの正体と白カビの見分け方
ブロッコリーの白い粉は危険?ブルームの正体と白カビの見分け方の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
青果流通の現場では、ブルームを巡る消費者の知識不足が食品ロスや現場への過度な負担を生んでいます。首都圏の大手スーパーマーケットチェーンに勤務する青果部門マネージャーは、現場の実情を次のように語ります。
「お客様から『表面に農薬がべったり残っているものを店頭に出している』とお叱りの電話をいただくことが月に数件あります。ブルームについて説明しても、『昔はこんなに白くなかった』『農薬でないなら洗って水で落ちるはずだ』と納得していただけないケースもあり、苦慮してきました。結果として、最も新鮮で状態の良いブロッコリーが売り場に売れ残り、見切り品に回されるという皮肉な現象が起きています」
SNS上でも、消費者の葛藤が浮き彫りになっています。X(旧Twitter)やInstagramの投稿を分析すると、「ブロッコリーを洗剤で洗ってしまった」「タワシでつぼみを削り落としたらボロボロになった」という失敗談が多数見受けられます。中には、水を弾く様子を見て「撥水加工のコーティング剤がスプレーされている」と思い込み、無農薬野菜専門の宅配サービスへ乗り換えたものの、届いた有機栽培ブロッコリーのほうがむしろ真っ白に粉を吹いていて驚いたという体験談もありました。有機JAS認証の農地であっても、健康で強い株ほどブルームを大量に分泌します。見た目の白さを薬品と直結させてしまう認知バイアスが、いかに根深いかを物語っています。