腰痛で絶対にやってはいけない運動|良かれと思った筋トレの罠
腰痛で絶対にやってはいけない運動|良かれと思った筋トレの罠を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。
腰痛と一口に言っても、痛みの発生源が「前方(椎間板側)」にあるのか、それとも「後方(椎間関節・黄色靭帯側)」にあるのかによって、禁忌となる動作は真逆になります。この病態の違いを無視してインターネット上の「腰痛解消体操」を一括りに実践することが、トラブルの温床となっています。
まず、椎間板ヘルニアやってはいけない運動の代表格は、背中を丸める動作全般です。長座体前屈、足を抱え込んで丸くなる体操、立った状態からの前屈ストレッチは、飛び出しかけている椎間板ヘルニアを後方の神経根へ力まかせに押し当てる動作そのものです。床の重い荷物を背中を丸めて持ち上げるデッドリフトや、深い屈曲を伴うレッグプレスも厳禁です。
一方で、高齢世代に多発する脊柱管狭窄症で避けるべき筋トレは、腰を後ろへ反らす伸展運動です。背骨の後方にある神経の通り道(脊柱管)は、腰を反らすことで物理的に狭窄します。「うつ伏せから腕立て伏せのように上体を反らす体操」や「過度な背筋運動(バックエクステンション)」を行うと、間欠跛行(歩くと足がしびれて歩けなくなる症状)が一気に進行します。整形外科医が警告する危険な体操には、こうした「自身の疾患メカニズムと正反対のベクトルを持つ動作」がすべて当てはまります。