初音ミクと重音テトの奇跡|嘘から生まれた歌姫が肩を並べるまで
今注目を集めている 初音ミクと重音テトの奇跡|嘘から生まれた歌姫が肩を並べるまでについて、主要な情報を整理して公開しています。
重音テトの歴史は、2008年4月1日に2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)のニュース速報(VIP)板で仕掛けられた「VOCALOID第3弾がフラゲされた」というエイプリルフールの悪ふざけ(釣り企画)から始まりました。初音ミクの爆発的なブームに沸くネットユーザーに向け、架空のパッケージ画像や音声サンプルが投稿されたのがすべての発端です。
しかし、単なるジョークで終わらなかったのは、企画参加者たちの異常なまでのクリエイティビティでした。ボイスチェンジャーを通した声を担当した小山乃舞世(おやまの まよ)氏をはじめとする有志コミュニティ「ツインドリル」の手により、無料の歌声合成ツール「UTAU」向けの音源として実際に歌えるソフトウェアへと具現化されます。
赤髪のツインドリル、フランスパンが大好物、そして「31歳のキメラ」という一見コミカルな重音テト公式設定も、ネットの熱量を吸い込みながら独自の生命を宿していきました。有志の手によって育てられたキャラクターは、次第にネット音楽シーンで確固たる存在感を放ち始めます。