Mlbサイヤング賞の全貌!歴代最多記録・選考基準と日本人初の快挙へ

Mlbサイヤング賞の全貌!歴代最多記録・選考基準と日本人初の快挙へに関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

野球ファンが陥りがちな最大の誤解は、「最多勝を獲得した投手がサイ・ヤング賞の最有力候補になる」という固定観念です。前述の通り、現代のメジャーリーグにおいて勝利数は「打線の得点力」や「救援陣のセーブ失敗」という運の要素に大きく左右される指標として位置付けられています。

例えば2018年、ジェイコブ・デグロムはわずか10勝(9敗)しか挙げられませんでしたが、防御率1.70という驚異的な成績と歴史的なFIP・WARを叩き出し、1位票29票中29票(満票)を獲得して受賞しました。20勝を挙げた投手を差し置いて、10勝の投手が満票で選ばれたこの出来事は、オールドスクールな勝利数至上主義の完全な終焉を告げました。

また、ピッチクロックの導入以降、投手の故障リスク管理が進んだことで「年間200イニング」のハードルも変化しています。現在では、無理にイニング数を稼ぐことよりも、180投球回前後で被打率を1割台に抑え込み、WHIP(1イニングあたりの与四球・被安打数)を0点台に保つ「圧倒的な質」が選考委員から極めて高く評価される傾向にあります。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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