平井堅『グロテスク』安室奈美恵と描いた人間の本性と共演の全真相
平井堅『グロテスク』安室奈美恵と描いた人間の本性と共演の全真相の重要ポイントをご紹介します。専門的な知識が満載です。
楽曲の持つスリリングなテンションは、映像作品およびメディア露出の現場でも凄まじい緊張感を生み出しました。ミュージックビデオ(MV)の撮影現場では、2人の美学が真正面から激突する舞台が整えられました。
映像の象徴となっているのが、豪奢な玉座に腰掛ける2人の姿と、ダークファンタジーを思わせるコントラストの強い世界観です。注目の衣装において、安室奈美恵は艶やかな黒と鮮血を想起させる赤を基調にしたゴシック調のタイトドレスに身を包み、圧倒的なカリスマ性と冷徹な眼差しを披露。対する平井堅は、ダークトーンの構築的なスーツスタイルで、哀愁と狂気を宿した佇まいを完璧に演出しました。
当時のMV撮影秘話として平井堅がメディアで明かした証言によると、安室奈美恵の現場での集中力は凄まじく、カメラが回った瞬間に一分の隙もない完璧なパフォーマンスを繰り出す姿に、平井自身が「完全に圧倒され、負けられないという強烈なプレッシャーを感じた」と語っています。馴れ合いを一切排した職人同士の張り詰めた空気感が、あの名作MVの緊張感を醸成しました。
さらに、ファンの間で伝説となっているのが、2014年4月11日に生放送されたテレビ朝日系『ミュージックステーション』での地上波唯一の共演パフォーマンスです。トークコーナーで見せた照れ笑いや控えめなやりとりから一転、曲が始まった瞬間に互いの視線を火花散るように交差させ、音圧と歌唱力で殴り合うようなステージングは、視聴者と音楽関係者に大きな衝撃を与えました。