なぜ「村系漫画」に沼るのか?狂気と因習を描く傑作サスペンス総解剖

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村を舞台にしたサスペンスを語るうえで、避けて通れない金字塔が二つ存在します。それが、『ガンニバル』(二宮正明)と『ひぐらしのなく頃に』(竜騎士07 / 各コミカライズ版)です。

『ガンニバル』は、山間の「供花村(くげむら)」に駐在として赴任した警察官・阿川大悟が、村を支配する後藤家と「人を喰っている」という悍ましい噂の真相に迫る限界集落サイコスリラーの最高峰です。極限状態における暴力とサスペンス、単なる勧善懲悪では片付けられない後藤家の歴史と業の深さが圧倒的な筆力で描かれ、国内外で社会現象となりました。

一方、昭和58年の架空の寒村「雛見沢村」で繰り返される惨劇を描いた『ひぐらしのなく頃に』は、因習とオカルト、そして人間の猜疑心が絡み合う村ホラー漫画のプロトタイプを確立しました。平和な日常が徐々にパラノイア(偏執病)に侵食されていく恐怖は、今なお色褪せない輝きを放っています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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