フォークル『イムジン河』発売中止の真相|封印と解禁の全軌跡
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長い沈黙が破られたのは、2002年のことでした。2002 FIFAワールドカップが日本と韓国で共同開催されるという歴史的な転換期を迎え、東芝EMIと関係者は著作権者である北朝鮮の朝鮮音楽著作権審議会との間で粘り強い交渉を実施。作詞者(朴世永)、作曲者(高宗漢)、そして日本語訳詞者(松山猛)のクレジットを正式に明記することで合意に達しました。
2002年3月21日、1968年の発売予定日から実に34年の歳月を経て、ザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』はついに公式マキシシングルとして発売されました。封印が解かれたこのCDはオリコンチャートでも上位にランクインし、往年のファンのみならず若い世代にも圧倒的な感動を与えました。
さらに2005年、松山猛氏の自伝的小説『少年Mのいた季節』を原案として井筒和幸監督が手掛けた映画『パッチギ!』において、『イムジン河』は物語の核となるメインテーマとしてフィーチャーされます。1968年の京都を舞台に、日本の高校生と在日朝鮮人の少女が音楽を通じて心を通わせる姿を描いたこの映画は大ヒットを記録し、楽曲の背景にある歴史とメッセージが現代の若者層へと鮮やかに再認識される決定打となりました。