スカイツリー移行後の東京タワー現在の役割は?解体説の真相と魅力
スカイツリー移行後の東京タワー現在の役割は?解体説の真相と魅力についての真相をお届けします。
2013年5月31日午前9時、NHKおよび在京民放キー局5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)の地上デジタル放送親局送信機能が、東京タワーから東京スカイツリーへと本移行しました。この出来事だけを見ると、東京タワーはその使命を終えたかのように錯覚されがちです。
しかし、放送行政関係者や通信インフラの専門家が語る東京タワー現在の役割は、決して過去のものではありません。現在でも東京タワーは、以下の極めて重要な通信・放送業務を担い続けています。
- 地上デジタルテレビ放送の「予備送信所」:もしも首都圏直下地震や落雷、大規模テロなどによって東京スカイツリーの送信設備に万が一の事態が生じた場合、瞬時に切り替えて放送を継続する非常用バックアップ機能を維持。定期的に深夜の減力・試験放送が行われています。
- FMラジオ局の「主送信所(親局)」:TOKYO FM(80.0MHz)やInterFM897(89.7MHz)をはじめとする主要FM局は、現在も東京タワーの頂上部アンテナから関東一円へ電波を送り届けています。
- マルチメディア放送・移動通信・公共インフラ基地局:東京都環境局の公害調査測定機器や、各種通信事業者のアンテナ設備が常設され、都市のデータ観測拠点として機能しています。
そもそも東京タワー電波送信移行理由は、タワーの老朽化ではありませんでした。2000年代以降、六本木ヒルズや東京ミッドタウンをはじめとする200m級の超高層ビルが都心部に林立したことで、高さ333mのタワー頂部からの電波が遮蔽され、建造物による反射障害(マルチパス)や難視聴地域が発生したことが発端です。これらを克服し、スマートフォン等のワンセグ受信を確実にするために、600m級の新タワー(スカイツリー)が必要とされた経緯があります。