なぜ約2分も静止?マイケル伝説の仁王立ちとスーパーボウルの真相
なぜ約2分も静止?マイケル伝説の仁王立ちとスーパーボウルの真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。
現在でこそ世界最高峰のメガアーティストが出演する舞台として定着しているスーパーボウルのハーフタイムショーですが、その歴史は1993年の第27回スーパーボウル(Super Bowl XXVII)を境に大きく二分されます。それまでのハーフタイムといえば、大学のマーチングバンドやドリルチーム、チアリーダーによる演舞が通例であり、視聴者がトイレ休憩を取ったり他局へチャンネルを切り替えたりする時間帯に過ぎませんでした。
その常識を根底から打ち破ったのがマイケル・ジャクソンでした。巨大ビジョンに映し出された映像と連動し、スタジアム両翼の大型モニター上へダミー人形がポップアップする大掛かりなオープニングを経て、グラウンド中央の特設ステージへ本人がカタパルトで射出。爆風とともに舞い上がったマイケルは、両手を広げてピタリと静止しました。
ストップウォッチで計測すると、着地からわずかに首を動かしてサングラスを外すまで約1分40秒、バックバンドがビートを刻み始めるまでを含めるとおよそ2分間もの間、彼はほぼ一歩も動いていません。激しいダンスナンバーを期待していたスタジアムの観客は、最初は戸惑いを見せたものの、時間の経過とともに静寂が異様な熱気へと変わり、割れんばかりの絶叫がスタジアムを包み込んでいきました。