「コーラで歯が溶ける」は嘘?専門家が明かす酸蝕症の衝撃真実
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そもそも、なぜこれほど強烈な噂が広まったのか。その元凶は、学校の理科実験などでよく行われていた「抜けた乳歯を数日間コーラに漬け置く」という実験にある。確かに、抜けた歯を数日間放置された炭酸飲料の中に沈めておけば、表面のカルシウム成分が抜け出してボロボロになる。これがいつの間にか、尾ヒレがついて都市伝説として定着したのだ。
だが、この実験には決定的な欠陥がある。生体の口内と、ガラス瓶の中の環境を同列に扱うことはできない。生きている人間の口の中では、唾液が絶え間なく分泌され、歯を包み込んでいるからだ。無菌の瓶の中に数日間放置する条件と、数秒で飲み込む日常のシーンを比較すること自体、ナンセンスだといえる。