ファンタジアン柳津の閉店理由とは?跡地の現在と名店の記憶

ファンタジアン柳津の閉店理由とは?跡地の現在と名店の記憶に関する気になる情報を徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

ネット上の口コミやSNSでは「スマホゲームに客を奪われたから潰れた」「単純に過疎っていたのではないか」といった言説が散見されますが、これは現場の実態を反映していません。事実、ファンタジアン柳津は閉店直前期に至るまで、土日を中心に一定の稼働率を維持していました。

では、なぜ閉店に至ったのか。そこには「100円硬貨ビジネスモデルの限界」というアーケード業界特有のジレンマが存在します。

昭和から平成、令和へと時代が移り変わり、消費税率の引き上げや物価・人件費の上昇が続く中でも、ビデオゲームや音ゲーのプレイ料金は基本的に「1プレイ=100円」に据え置かれてきました。一方で、新基板の導入費用は1台数百万円に跳ね上がり、オンライン通信費や電気代が利益を削り続けます。つまり、「店内がプレイヤーで賑わっていても、店舗運営を維持するための純利益が残りにくい」という収益構造の歪みが生じていたのです。

近年生き残っているゲームセンターの多くが、景品原価率とプレイ単価をコントロールしやすいクレーンゲーム専門店へと舵を切っているのはこのためです。ファンタジアン柳津のように、音ゲーやビデオゲーム、メダルといった「遊ばせるゲーム」を主軸に据えていた優良店ほど、皮肉にも構造変化の煽りを正面から受けてしまったのが真相と言えます。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest