昭和24年生まれは今年何歳?喜寿77歳の現在と団塊世代の真実

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インターネット上の掲示板やSNSでは、「団塊の世代は逃げ切り世代だ」「豊かな年金と退職金をもらって悠々自適に暮らしている」といったステレオタイプな批判、いわゆる団塊バッシングが散見されます。しかし、現場の取材や統計データを精査すると、そこには世間一般のイメージとは乖離した深刻な格差構造が浮かび上がってきます。

第一の誤解は、「全員が潤沢な資産を持っている」という思い込みです。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」を分析すると、70代世帯の金融資産保有額は平均値こそ1,500万〜2,000万円前後の数字を示しますが、中央値で見ると500万〜700万円程度にまで急減します。さらに、70代の約2割から3割が「金融資産非保有(貯蓄ゼロ)」世帯であるというデータが存在します。持ち家比率が高い一方で、固定資産税の支払いや住宅の老朽化に伴うリフォーム費用を捻出できず、「資産はあるがキャッシュがない」という資産凍結状態に陥っているシニアが少なくありません。

第二の盲点は、「健康格差」です。77歳という年齢は、要支援・要介護の認定率が急激にカーブを描いて上昇し始める分岐点にあたります。前述の矢沢氏や村上氏のようにアスリート並みの体力を維持する人がいる一方で、認知機能の低下や運動機能障害により、日常生活に介助を必要とする人の割合が跳ね上がります。ネット上の「元気で発言力の強いシニア」の姿だけを見て全体を一括りに語る言説は、現場の切実な介護・医療ニーズを見落とす危険をはらんでいます。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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